平地なら何とか

坂道は絶対的にダメだ。走れたもんじゃない。

肩甲骨は開き気味にして走るとよいという記述を見てやってみたが、なるほど、全体的に安定し、走りやすい。低速でふらつくのが少しマシになった。ペダルの回転数は一定にして走るのがいいらしいというのも実践してみたが、なるほど、慣れると確かにこっちの方が足が疲れにくい気がする。坂道でも平地でも、くるくる同じ回転数を保つ。同じ回転数を保つためにギアを入れ替える。なるほど。

いろいろ試しながらノタノタと散歩していると(歩いてないけど)、以前主治医に何度も相談された患者さんのお葬式の看板が目に入った。私のところに相談の電話をかけてこられるケースは、たいていこじれまくってどうしようというケースか、運ばれてきたときにすでに重症でどうしようと云うケースがほとんどで、一ヶ月に一度くらい、このような経験をする(相談内容はもちろん抗生剤をどうしましょう、だ)。このケースは、血液培養から表皮ブドウ球菌が出たり出なかったりして、どうしようというケースだった。

個人的には、意味がある菌だったと思っているし、表皮ブ菌に対して治療もしたのだが、いかんせん腎機能が悪く、中途半端な感じは否めなかった。もともとの基礎疾患の方が重篤で、そのせいで血流感染を合併した、そんな印象のあるケースだった。

世間は狭いなあと感じる。と同時に、自転車に乗っていると、世界はこんなにも大きかったのかと驚く。すごく、面白い。