いくつか店舗を巡るものの、最終的にAmazonでお買い物、という事例が増えつつある。

街場の小さな商店街は大きな量販店にお客を奪われてしまったが、品揃えや集客力という点では、その大きな量販店もネットショップには適わない。利便性の点で云えば、ネットショップに勝るものはいまのところないと云っても差し支えないのではないかと思う。なにせ製品を気軽に検索できる点、比較検討できる点は明確なメリットだし、事実上展示スペースが無限大であるという点は、実店舗にはないメリットであると云える(展示しない商品を売ることは出来ない)。

ついでに云えば、価格設定の面でもネットショップは優位である。量販店は安く仕入れて販売するために大型化しているが、先にも述べたとおり、費用対効果の面でネットショップは優位に立っている。ネットショップには「距離」の概念が存在しないため、展示スペースが存在せず、都市であるとか田舎であるとか、そういった要素もまったく意味をなさない。店舗の少ない田舎で運送費がかかるから都市部よりも高い価格設定は仕方ない、というケースがない。従って、田舎であればあるほど、ネットショップでの買い物は有意である、と云えるかもしれない。

何にせよ、これから先、町の商店街が生き残るためには「価格」以外の面で勝負する必要があるし、もしかしたら、エンドユーザの価値観が価格で縛られているのであれば、生き残るすべは皆無なのかもしれないとも思う。エンドユーザの立場から云えば、Amazonで買い物をしない理由がないのである。

ちなみに私は机で書き物・読み物をするためのスタンドを探していたのであった。条件は、アームが比較的自由に動くことと、クランプして固定するタイプであること。IKEAとか探してみたけどいいものが見つからず、結局Amazonで注文した。Amazonにこんなものがあるとは知らなかったので、けっきょくいまの世の中、情報がいちばん価値を持つというのは真実なのだなあと実感してしまった次第である。

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