麻疹の恐怖

アフリカのほうで、麻疹が流行しているようです。

麻疹は本来とても怖い病気なのですが(結果的に弱毒性であった新型インフルなんか目じゃないくらい)、日本ではその怖さがいまいち理解されていないようです。やっぱり、目の前でどんどん麻疹患者が発生して、ばたばたひとが倒れていく現実がなければ、ダメなんでしょうか。ワクチンを打つの打たないの、いいことか悪いとかということの是非はともかく、そーゆーことで議論が成立する事自体が、平和な国なんだなあと思います。いまいち実感出来ないひとが多いとは思いますが、これって、すごいことですよ?

今回のアフリカの麻疹の大流行(といっても差し支えないかな?)は、政府の資金援助の不足などが原因として指摘されているようです。50000人ほどの患者が発生し、700人ほどがお亡くなりになったという数字をみました。マラウイでは12000人の患者が発生し、うち70人ほどが亡くなられたそうです。ワクチンプログラムが前倒しで始まったそうですが、うまくいくことを祈っています。


……久しぶりに感染症ブログらしいことを書いたなぁ。