購入を決意した

というわけで、どういうわけだか、iPadの購入決意を固めました(笑)。

思えば、iPod touchが出たときも即決で購入したものです。そのtouchはまだ使っていますので、もう三年くらいは使い続けているわけですね。電池がへたってきているものの、まだまだ現役を張れるくらいには元気です。まあiPod touchも第三世代(公式には第三世代ではなく、Late2009という表記らしい)にまで世代を重ねて、処理速度も上がったし、新しく買い直してみてもいいかなとか思っていたんですが、第三世代はカメラの追加もなかったですし、買いなおすにはちょっと微妙かな、とか……目立って機能追加がされた、というわけではないんですよねぇ。いまは主に、ソリティアやネットブラウジングをしています(爆)。

でも思うに、デジタルオーディオプレーヤってアップルが開拓した分野じゃないんですよね。というか、開拓の言葉の意味にもよるのかもしれませんが、少なくとも何もなかった荒れ地にリンゴの種を蒔いて収穫できるようにしたのはAppleではない。で、MP3プレーヤが売れだしてからお金になると気がついた企業が大量にMP3プレーヤを作り出して製品が乱立するようになり、その少し後くらいにAppleiPodを出してきたわけですが(もちろん構想自体はもっと昔からあったのかもしれませんが)、結局爆発的に売れたのはiPodだったりしたわけですよね。当時のMP3プレーヤが携帯するのに若干大きく、重たかったのに比べて、iPodは値段の安さもあったものの、携帯するのに適した製品だった(容量も大きかった)。「MP3プレーヤ」が売れるわけではなく、「音楽を携帯する」というスタイルが売れたのではないかと思うわけです。製品として優れているというのもあったのでしょうけど、いつでもどこでも音楽が聴けるという価値観が売れたのではないかと思うんですね。

そうやって考えると、Appleは「スタイルを提案する企業」なんだな、と思います。ここ最近はずっとそう。Appleの出す製品は革新的だと形容されることがままありますが、それはたぶん製品をリリースするだけではなく、その製品を使って何が出来るのか、どういうスタイルを実現できるのかという提案をもいっしょに発信する姿勢があるからこそなんでしょう。iPadは(名称がややこしいな)ホームコンピューティングの中心になるべく誕生した端末だと思われます。アウトドアで使うことは、需要はあるにせよ、あんまり想定されていない。電子ブックリーダにはAmazonの出したKindleやSonyのReaderがありますが、iPadも二番煎じではあるものの、全体的に見て、既存の電子ブックリーダとは違う価値観を提案しているように思います。

まあ、要は欲しいんですよ、いますぐにでも。ええ、買いますとも買いますとも。買ってすぐに値下げされるかもしれないけど。日本じゃ電子ブックが利用できないかもしれないけど。外でネット出来ないかもしれないですけど!カメラついてないけど!第二世代になったらたぶんカメラも搭載されるんでしょうけど!いいもんいいもん、うっかり床に落とすとクモの巣状のひびが入って泣きを見そうだけれども買っちゃうもん!

あー、早く発売されないかなー。アメリカのほうで2月25日に先行予約が始まるとかゆーうわさはどうなったのかなー。

医療とiPad

ねえ、誰かOsiriXをiPadに移植する気はありませんか?電子カルテと連動するiPadってすごく魅力的なんだけど。ホームコンピューティングに最適なデバイスは、多種多様な職種が使用する院内端末のひとつの形として定着すると思うし、たぶんビジネスになりえると思う。将来、iPadが院内で電子カルテと連動しながら重要な役割を果たしているのを考えてみると、とてもわくわくするな。