iPadが気になって

いまさらですが、iPadが気になって仕方ありません。

自分なりに使い方を考えてみたのですが、これはこれでアリだな、という結論に落ち着きました。外に持ち出す使い方は、たぶんしません。例によって製品発表時のPodcastをダウンロードして見ているのですが、何回か見直してみて、やはりこれは家で使う端末だろうな、と感じています。まあ、教祖ジョブズさまもわざわざ椅子を引っ張りだしてきてパフォーマンスをしているところをみるに、やはり「そういう」使い方をして欲しいんだろうな、と。外に持ち出して使えないこともないですが、まあ、あまり快適な使い方は出来そうにありません。

立ち位置が微妙な製品だとは思いますが、やはりこれは既存のネットブックに不満を抱えている一般ユーザが対象なんだろうなと思います。この立ち位置が微妙だと感じるのは、おそらくこの端末を使って何をしたいのか、によると思うのです。ネットブックの不満な点は、その速度、パフォーマンスにあります(安いノートだと思って買って後悔する人が後を絶たない)。これはおそらく最初期のLinuxを無理矢理Windowsに置き換えて出した弊害だと思いますが(もともとWindowsはそれほど軽快なOSではない)、この小さなモバイル用途の端末で、普通のPCと同じことをやろうとするから不満が出てくるわけですね。必然的にブラウジング、メールなどがメインの用途であるはずの現在のネットブックは、そのような用途に最適なデバイスとは云いがたい。デスクトップと同じユーザインタフェースをそなえたいままでのネットブックが、そういう用途に最適なデバイスのわけがないのです。ちょっとライトにブラウジング、友人からのメールをチェックし、ツィッターを起動して気軽につぶやき、映画を見たくなったらその場で映画を取り出し鑑賞する。本を読みたくなったら本を取り出し、新しいものが欲しくなったらすぐにiTunes storeからダウンロード。iPadはそういうライトなデバイスで、そういう用途に最適なユーザインタフェースを備えた、まさに「そういう」製品だと思うのです。

というわけで、そう考えると俄然欲しくなってきたのでした。多くの人がiPadが微妙だと感じる理由は、iPadを使ってやりたいことがAppleの思惑とはずれているから感じる違和感なのです。この端末が成功するかどうかは知りませんし、どうでもいいことですが(いや、なくなると困るから成功して欲しいけど)、個人的にはAppleらしい仕上がりになったな、という感想です。外出時にはiPod touchでいいや。

あ、でも電池がヤバいから、そろそろ買い替えたいんだけど、iPod touchにもカメラがつかないかなあ…ついたらPocket Wifiと抱き合わせで買って、そしたらiPadも外で使えるしね。うん。

電子書籍

ネットを泳いでいると、意外に電子書籍に絡めてiPadを見ているひとが多いのに驚いた。電子書籍ですか……あんまり興味ないなあ。カラーモニタ長時間見つめ続けていたら、吐き気しません?雑誌の目次だけダウンロードしてきて、読みたいページだけ部分的にダウンロードできたらいいんだけど。