iPad登場

以前から噂されていたタブレットPCiPadが登場でーす。

見た目は大きなiPhone、機能的にも大きなiPhoneという、とても使う人間を選ぶタイプの製品だと思いますね。PCの主な用途はインターネット、メールという人にとっては、とても魅力的な製品になりえると思います。Pages、Keynote、Numbersとオフィス製品も揃うようですし、そのあたりを考えてみると、仕事にもある程度は使えそうです。しかし……と、冷静になって考えてみると、かなり立ち位置がビミョーな製品だと思いますねえ。あのポータビリティは非常に魅力的なのですが、Pagesで書いたファイルの取り扱い方とか(書いたものを印刷するときはどうするのかとか)、使う上で気になる点はいっぱいあります。母艦のMacが一台必須なら家の中ではそれを使ったらいいわけで、出先でいろいろファイルをいじるのに不自由するなら、それはそれで困りものかな、とか。こいつの立ち位置を考えてみると、クラウドコンピューティングとかユビキタスとか、ソレ系の単語が頭を飛び交うわけですが、さてさて、どうなっていくことやら。

個人的には、次のiPod touchがどうなるのか、そこに期待したいところです(つまり買う気はいまのところなかったり)。

個人的に面白いと思うのは、いままでネットブックブームみたいなものにのっかっていろいろネットブックが出てきたわけなんですが、ネットブックの立ち位置を誤解して安いからと購入し、ドツボにはまるひとが意外に多かったわけですよね。iPadの価格帯は1000ドルあたりだろうと云われてきたわけですが、こういう製品が500ドルで出てしまうと、いままで存在していた「質の悪いネットブック」は絶滅するんじゃなかろうか、と思うわけです。ネットブックの立ち位置って、ネットとメールを出先に手軽に扱えるPC、ですよね。だったら、Windowsであることにこだわらなければ(意外にここの壁は大きいけど)、Macでも問題はないわけです。いまやsafariであろうがIEであろうがほとんど操作性に違いはなく、バッテリは10時間持ち、動作はキビキビ、オフィススイートがあれば出先で仕事も(ある程度)こなせる、これはなかなかすばらしいことです。そうやって考えると、iPadが既存の製品をある程度食っちまうんじゃないかな、という気もします。まあ、私は買いませんが(苦笑)。だって、現行PCがMacBookProだもの。もうコレ以外には触れない。

あ、でもやっぱり欲しいかもしれないな。うーん、ウズウズするけど、やっぱりiPhoneのときみたいに踏み切れないんだろうなぁ(笑)。