そうかなー?

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むかーし日本政府は「知る人ぞ知るプロジェクト×」としてごく一部のマニアに有名な、Σプロジェクトという計画を遂行しておりましてね。日本のコンピュータ技術をまとめあげようという壮大な意図のもと、コンピュータのコの字も知らんような政治家の皆さまが舵取りをしたこのプロジェクト、総額250億(だったっけ)の国費を使い込んで壮大にコケた「お見事!」としかいいようのないプロジェクトだったわけですが、この「スパコン世界一」計画もなんだか同じにおいがしますねえ。とくに「ハードで世界一になればソフトにも波及というが分野で違う」という指摘には私も賛成です。Σもハード側に偏って失敗したわけですが、お偉いさんはとにかくハードにこだわるひとがいますねえ。

スパコン使って何をやりたいのかわからないのでこれ以上はなんとも云えないのですが、ほっといてもすぐに2009年時点のスパコンなんて民間企業が追いついちゃいますよ、きっと。ハードに腐心するのは意味がないと思います。いや、まるで意味がないとまではいいませんが、そうですね、その成果は一般大衆にはまったく還元されない気がしますね。そのハードの能力を使って何をやりたいのか。それを実現するための「科学技術創造立国」なら、私も賛成なんですけど……

ちなみに、さっさとそのハードの能力を使って電子会議システムのひとつでも実現したらいいのでは?忙しいお偉いさんが、その忙しい時間を移動に使ってまで雁首並べて会議室に座っている図なんて、まるで意味がないものの典型みたいですけどー。