日本酒の歴史

ちょっと気になったので、Wikipediaで軽くお勉強

古今稀に見るくらい、日本酒の歴史は悲惨だというのがその感想です。私が日本酒が苦手な理由の一つは「居酒屋で飲んだ日本酒のほとんどが口に合わない」代物だった、というのが大きいんですね。つまり、日本酒というのは「こういう物」だと思っていたので、わざわざ自分で買うほどのものではないと思っていたわけです。以前、豊かさの形として思うところを書いてみたのですが、日本酒はまさに「いばらの道」とでもいうべき道を辿ってきているのですね。勉強になりました。

時代の流れと云ってしまえばそれまでなのですが、日本酒も捨てたものじゃありません。もちろん洋酒やチューハイ、大手のビールなんかと比べてみてもなんら劣るところなどなく、それぞれ豊かに楽しめるものです。日本酒が苦手だという方は、いままでの味をきれいにリセットして、とりあえず大吟醸あたりから軽く飲んでみることをおすすめします。あとはお好みに合わせて、ゆっくりいろんなお酒を楽しめばいいのです。

ちなみに、「冷や」というのは常温のお酒で、冷蔵庫でキンキンに冷やしたものではありません。キンキンに冷やして確実においしいのは日本のビールで、あれはそういう飲み方に合わせて作られているからですね。一般的にキンキンに冷やしてしまうと、味が鋭くなってしまうような気がして、あまり好きではありません。さらにキンキンに冷えたアルコールは人体に吸収されにくいので、冷えた酒は簡単にパカパカ飲めるように錯覚するのです。もったいないですね。

いまの季節だと、普通に常温に置いていた酒で十分にうまいと思う。どうも酔っぱらうために飲むひとが多くて、いやになるなあ。