雑記の詰め合わせをどうぞ(そんなものいらん)

いろいろあって、結果的にそーとー落ち込みました。というか、落ち込み半分、怒り半分、か……

もう詳細を書くと恨み言にしかならないので細かいことは書きませんが、「おまえの書いたものなんか読むに値しない」と云われたも同然の出来事があり、それが思いのほかダメージがあったらしく、いつものことで大したことじゃないと思っていたのに意外に腹を立てている自分を見つけてびっくりしています。別に夜勤の間に数時間程度で作ったものなので、どうでもいいと思っていたのですが、けっこう楽しんで書いて、それなりに自分でも道筋が見えてきたような気がしていただけに、クリティカルヒットだったのかなと思います。かなり萎えた。

それだけなら落ち込むだけなのですが(ある程度納得できる部分もあった)、客観的に見て明らかにおかしい部分があり、その部分を指摘したつもりだったのに、その部分がまるっきり無視された、というのが怒りの大元です。これは少し抗議……というか、指摘、というか、意見、とまでは云わないな、どうぜ当たり前のことだし、でもどうしよう、これ云ったらちょっと「アレ」だな……といったところでしょうか。このままにしておくと、「出来上がったもの」がすさまじく情けないレベルなので、ちょっとだけ抵抗してみようかと思っています。ふんむー。

指針とガイドライン

で、その出来事の最中に出くわしたのが、「指針」ということば。どうも聞いていて理解できなかったのが、「指針とガイドライン」の区別でした。話を聞いていると、どうやら「指針」と「ガイドライン」には明確な区別があるらしい、とおぼろげに理解したのですが、私の認識だと、「指針=Guidline」で、どっちも同じ意味だと思っていたのです。というか、同じ意味のはずなのです。会話の中で理解できたのは、どうやら「ガイドライン」と作るための下地になるものが「指針」らしい、ということでした。

方針(policy)の間違いだろ、と思います、まる。

作成した文書はガイドラインの下書き(素案)の修正なんですが、まず指針と書いてあるのに具体的な記述がいっさいなく、明文化を避けているのが気になりました。これでは何の参考にもならないと考え、出来るかぎり具体的な記述につとめたのですが、それが文章量を増大させ、「読みたくない」と思わせた原因のひとつだったようです。この「明文化を避けた指針」は、おそらく「指針」を「方針」だと勘違いしていることに由来すると思われます。指針は集団が採るべき方向性を明確化し、集団が正しく行動できるように明文化した具体的な記述でなければならないはずです。しかしそれは遵守することを目的にしたものではなく、「参考にするべきもの」でしょう。従って、医療系のガイドラインには、「この情報はどの程度参考に出来るのか」を評価した、エビデンスレベルが付けられていることが多いですね。参考文献も必須です。すべてありませんでした。おまけに間違ったことまで書いてありました。これのどこが指針か、というのが正直な感想でした。

これに対してマニュアルは、「起こりうる状況に対して細かく対処方法を記載したもの(定めたもの?)」という感じでしょうか。ガイドラインは考え方を示し、マニュアルは行動を記載する、と云えるかもしれません。マニュアルに書かれていることであれば初心者でも対応は可能ですが、ガイドラインはマニュアルに書かれていないことにまで応用を利かせることができます。その分、取り扱いが難しいとも云えるのですが。

私のまわりには、「マニュアル=従わなければならないもの」、「ガイドライン=拘束力はなく、従わなくても怒られないもの」という認識があり、ちょっと意味が違うんじゃないかと思わないでもないです。まあ、ある側面では間違っちゃいませんけど……