製本終了

ようやく院内のポケットマニュアルの製本作業を終えました。疲れた。

さすがにひとりでは無理……でもないけど、しんどすぎるので、いろんなひとに手伝ってもらって、とりあえず110冊の製本を終えました。さすがに疲れた。もう二度とやりたくありません。もっとページを増やそうかと思ったんですが(もっといろんなことを書きたかった)、さすがに製本作業が恐ろしかったので、泣く泣く諦めたのです。諦めてほんっとよかった(笑)。

感受性パターンをまとめて院内にフィードバックするのは細菌検査室の仕事だと私は思っています。こういう情報はすぐにアクセス出来なければ意味がない。じつは以前から抗生剤のマニュアル自体はあったんですが、病棟に一冊ずつという配布形式でした。これじゃダメだと前から思っていたんですが、お金もかかるし、手間もかかるし、ちょっとした内部事情もあって仕事に余裕がなく、なかなか一歩が踏み出せなかったんですね。作るなら小さいヤツで、ドクターが持ち運び出来なければダメだと以前から考えていたんですが、ドクターが「ちっちゃいヤツがあったらいいな」なんて云ってくれたので、じゃあ作りましょうとやり始めました。予想通り、凄まじくめんどくさかったのですが、無事に製本が終わって、ほとんどイメージ通りに作れて素直にうれしいです。

だいたいマニュアルって改訂されずに本棚の肥やしになっていくものですが、こういうものは使ってこそです。使われてナンボ、という代物です。でなければ、存在自体に意味がない。さいきんマニュアルがあることが医療監査とか機能評価で重視されていますので、仕方なくみんなでマニュアルを作り始めたというところが多いと思いますが、マニュアルがあることよりも、マニュアルが使われていることのほうが重要なはずです。使ってナンボ。使われてナンボ。このポケットマニュアルも、使われるようになったらいいなと思っています。