学級閉鎖の是非

このエントリは明らかに「後だしじゃんけん」で、私の雑感に基づいた論拠に欠ける記事ですので雑記扱いです。

学級閉鎖で居場所をなくした子どもたちが繁華街に出没しているそうです(苦笑)。その他、カラオケボックスや図書館、自習室などにも出没しているそうで、ちっとも接触を断ち切れていないことが明らかですね。以前、学級閉鎖については明確なエビデンスに乏しいということを書いたと思いますが、統計学的に有意差が出ないのはむべなるかな、といったところですね。以前の私は、まさか県下全域が一律休校になるとは思ってもいなかったので、相当びっくりしました。感染者のいない地域での一律休校はまったく無駄ですね。

どこぞやの病院では、託児所が閉鎖されたので昼間子どもの面倒を見ざるを得ない女医さんが多く休まざるを得ないという話を聞きます。女医さんに限らず、働く女性で周囲の人の協力が得にくい方は皆そうでしょう。どうも一律全域学級閉鎖には、そういう副作用のほうが強く出るようです。学級閉鎖は仕方がないとは思いますが(こんかいの事例のように、学校で集団感染が広まっているならなおさら)、感染者のいない地域での一律休校は意味がないのではないでしょうか。

北九州市は、関西の修学旅行(だったっけ)から帰ってきた生徒を出席停止にしたと聞きましたが、これもヒステリックな対応だと思います。これは市独自の判断だと聞いた覚えがありますが、もしそうだとしたら、まさにヒステリィです。不利益のほうが大きいでしょう。まわりを水に囲まれた島国の水際検疫があっさり突破されてしまったのを見ていなかったのでしょうか。ましてまわりが陸続きで出入り自由なのに、そんなしょぼいことで防げるわけないでしょう?出席停止をくらった生徒は当然公欠扱いでしょうが、症状もないのにバイオテロリスト扱いされる生徒さんがかわいそうですね。症状があったら、やっぱり問題ですが。

みんなマスク大好きなんですから、マスク着用を推奨して、市で配布するとか、考えてみたりしたらいいんじゃないでしょうか。このあたりの政策の是非は、専門家を交えた反省会を開いて明文化しておくべきです。でないと、過去の記憶に基づいて何度も同じことを繰り返すことになるでしょう。

……結果の是非に限らず、過去に基づいて行動するのが好きみたいですから。しっかし、あの定額給付金を感染対策にすべてまわせたら、どんだけ楽だったろうと思わざるを得ないなあ……マスク特需で十分経済効果があったんじゃないのとか、ブラックなことを考える毎日です。