ハリセンボンの箕輪はるかさん(29)が肺結核で入院

芸人さんが肺結核というニュース

 お笑いコンビ「ハリセンボン」の箕輪はるかさん(29)が、肺結核のため入院していたことが分かった。所属事務所のよしもとクリエイティブ・エージェンシーによると、箕輪さんは3日、体調不良のため、東京都内の病院で精密検査を受けたところ、肺結核と診断されそのまま入院した。約2カ月間休養し、その間、相方の近藤春菜さん(26)が1人で活動を続けるという。

(後略)

これは接触者検診がやたら多そうで大変な症例ですね。都の保健所が頭を抱えているのが見えてくるようだ(汗)。ある程度目処がついたら、ぜひ環境感染学会などの関連学会で経過を報告して欲しいですね。このようなケースは珍しいですから、あまり参考にはならないかもしれませんが。

……と、いろいろ書こうかと思ったのですが、あまり迂闊に書くといけないのかな。小さめのライブ会場などは、感染のリスクとしてはとてもハイリスクな場所ですので、疫学的にはしっかりとフォローされるべき場所です。なのですが、ここでどれだけの人数と接触したかなんて、わかるわけがない。追跡するのはとても難しい。相談を受けるための窓口があるそうなので、心当たりのある人はそこに相談するのがいいでしょう。相談してきた人がどの程度発症していたのか、そういったデータもいずれ集まるでしょうから、関連学会での発表があるとうれしいです。疫学的にとても興味深い点です。

しかし、これだけの情報だとよくわからないのですが、3日に受診してそのまま入院した、という記述内容から判断すると、直接塗抹は陽性でしょう。つまり排菌患者だということですね。周囲に感染させる可能性は高いと判断出来ます。ガフキー号数はどの程度だったのかな……いずれにしても、感染症屋さんとしては詳細が知りたい症例です。