新人さんいらっしゃい

というわけで、遅ればせながらも新年度になりました。

新年度で人の入れ替わりがあれば歓送迎会があるわけなのですが、今年は出て行く人あり入ってくる人ありで、にぎやかな歓送迎会でした。ドクターも新人が大勢やってきて、いやあ、なかなかフレッシュな感じでいいものです。立場上、新人ドクターの生年月日を知ることが出来たりするわけですが、みんな若いなあ(笑)。私もそんな感想が出てくるほど、すごくトシだというわけではないのですが……

でも毎年見ていて思うのが、新人ドクターの性格比率って、なぜかだいたい一定なんですよね。たとえば、すごく真面目なドクターが、20人中1人か2人はいます。で、やはりおなじくらいの比率で暗い感じの、情動のすごく乏しそうなドクターもいますね。あとはほがらかな感じのドクターが半分、ほどほどに真面目な感じが目立つドクターが半分くらいかな?細かいところは当然違うんですが、毎年ものすごく生真面目な感じのドクターがいるのが不思議です。昨日も研修医にいくつか質問されたので答えたのですが、私のしゃべっていることを逐一すべてメモしていました(苦笑)。私も自然と講義モードみたいになって、メモ取り終わるまでしゃべるのを止めてみたりとか。うーん、いろいろだなあ。

検査の新人さんは以前病院で働いていたことがあるらしく、ちょっと慣れた感じのひとでした。しかし、最初からめちゃくちゃハイテンションで、おじさんついていけません。よく云えば物怖じしない子なんですが……歓送迎会からハイテンションで笑いを取りに走るってのは、若干困った子だと思います。えっと、以前病院で働いていたということなので、そのあたりの経験が活かされているのかもしれませんが、歓送迎会での新人ってのは静々大人しくとしているものです。そういうスキルは、忘年会で遺憾なく発揮してもらえればそれでいいわけで、歓送迎会は歓迎されている側なのだから大人しくしているのが普通でしょう。……などと、おじさんが苦言を呈してみるのでした(あはは)。……以前の病院をやめてきた理由も「私はちゃんと働けます的な、なんだか少しかっこいい」ことを云っており、基本的に私はこのテの理由を信じません。この子にものすごーい爆弾を感じるのは私だけでしょうか。

私はこの会の間中、ずっと写真を撮って出てきた魚を食べていたのですが(私は魚好き)、私の隣に座っていた上司は感想をひとこと、「物怖じしない子だね……(ぼそ)」と。

うわああ、ただの感想かもしれないけど、あなたがぼそりというと迫力あるんだってば。