組織の頭脳

以前、「組織のトップはその組織でもっとも有能でなければならない」などとエラそうに書いた覚えがある。いまでもまったくそのとおりだと思っているし、ますますそうだと思うようになった。組織が新しいことに対応出来ない、もしくは対応が鈍いのは、ようするにそういう権限を持ったひとたちの脳みそが新しいことに対応出来ないからであって、組織のトップの脳みそがイコール組織の頭脳なのである。従って、組織のトップ、もしくは上層部が世相にも敏感な有能な人間でなければならない。凄まじい勢いで変化する時代の中で、何もしないことで発生する損失を看過することはもはやできない。

委員会の冒頭で委員長が、「私はこの分野がよくわからないので、舵取りしかできません」と宣言するのは最悪である。そういう委員長は往々にして舵取りも出来ない。部下の云うままに舵を切ることはできるだろうが、部下はひとりではないからだ。一般的に云って、委員会がくだす判断はおおむね当たり障りなく大勢の利害が複雑に絡んだ、適度に世相を反映したような、どうでもいい意見に落ち着くことが多い。誰もが自分の意見に責任を持てないと思っているし、そのような委員たちによって出された意見は、最終的に当たり障りのない、毒のないものに落ち着くことは自明の理というものだ。だが、ワンマン組織がいいのかといえばそうでもない。ワンマン組織はおおむね暴走する傾向にあり、しかも息が短い傾向にあるように思う。


……いやぁー、まぁー、ねえ?権力握った瞬間に性格変わる人、いますよねえ?あれはやっぱり地が出るのかなあ……このエントリ、何が云いたいのか不明にして、実に的確だと自己満足に浸っております。あはは。