陛下、皇太子時代に結核感染 お言葉で明らかに

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(前略)
 宮内庁の皇室医務主管によると、天皇陛下は皇太子時代、北米経由で英国に渡航した直後の53年12月に、結核の診断を受けたという。その後、ストレプトマイシンなどの投薬を続け、57年9月に治癒の判断が下ったという。

というわけで、別に結核が珍しくも何ともなかった時代の結核感染です。

この時代には抗結核薬そのものがありませんでした。結核の治療薬として有名なストレプトマイシンは1943年に発見され、そのときの日本はと云えば、第二次大戦まっただなかです。戦後になってようやく、日本にもストレプトマイシンが入ってきたんですね。その当時の処方ってどんなのだったんでしょう?新薬ヒドラジッドって何のことだろうと考えたんですが、これはイソニコチン酸ヒドラジド、つまりINHのことですね。治癒の判断に4年かかっているところを見ると、4年投薬したんでしょうか。……注射薬(しかもたぶん筋注)であるストマイを4年間……うわぁ……

現在も再発してないところをみるに、かなり念入りに、用心を重ねて叩いたんだと思います。なんとなく親近感が(笑)。

しかし、接触者検診は楽だったでしょうね……いや、逆にいろいろ大変か……