心電図のお勉強

というわけで、ワケありで心電図のお勉強など。

じつに学生のとき以来、ウン年ぶりに心電図など触ってみたのですが、やっぱり心電図も楽しいものです。じつは私は心電図とエコーをやりたくて検査技師になったのですヨ。おかげで生理検査の成績はよかったのに、微生物や病理の成績は散々でした。興味のない分野にはとことん興味のない人間だったもので……(あはは)。心電図ももうずいぶん長いこと触っていませんが、勉強し始めると楽しいですね。

とりあえず、心電図の華、見逃すと致命傷な心筋梗塞から始めてみました。ミラーイメージとか、懐かしいですねえ。私は病院実習も循環器の専門病院を選んで心電図を徹底的に見せていただき、心電図漬けの実習生活を過ごしました。その時の記憶が少し残っていて、やりだすと、「ああ、そんなことあったなあ」っていう感じです。ST上昇とミラーイメージの出現、異常の現れた誘導箇所から梗塞部位のおおまかな位置と、どの枝が詰まったのかを推測することが出来ますね。tomb stoneとか、懐かしい。

まあ救急でもないかぎり、私が心筋梗塞に出くわすことはないでしょうから、どちらかというと必要なのは不整脈を正確に見分けられること、だと思うんですが、やはり記憶に残っているほうが面白い。心電図もグラム染色と同じで、そこから本来の目的以上のものを見分けることが出来ます。そこに惹かれるのかもしれません。