CRP症候群

これは医師のかかる病気です。症状としては、担当患者のCRPの上下に一喜一憂するようになり、CRPの値で炎症反応の強さを見積もるようになります。そして抗生剤を処方しないと落ち着かなくなり、よりブロードな抗生剤を好むようになります。さらに検査結果は白血球とCRPを重視するようになるため、IEなどの重症疾患を重症だと判断出来なくなります。いままでに大勢、この症候群を呈した医師を見てきました。CRPが陰性だったから帰宅させた患者が数日後にまた運ばれてきたという症例は、枚挙にいとまがありません。

ほんと、何とかならないもんかなぁ……