日光東照宮に行ってきたよ4

じゃ、次は陽明門ですね。水盤舍でのお清めを忘れずに。

陽明門は別名「日暮の門」と呼ばれていて、「一日中そこにいて眺めていても飽きない」ということからそう呼ばれているようです。もう彫刻で門を作っているんじゃないかと思うくらいあちらこちらに彫刻がありますので、遠くから見たら金ぴかのただの門ですが、近くでちゃんと細かく見ていくと飽きることがありません。獅子や鳳凰、龍馬などが彫られており、迫力は圧倒的なものがあります。この陽明門は、柱のひとつが逆柱になっており、柱に刻まれた紋も通常とは逆になっています。これは魔除けの意味があるそうで、完成品は魔物に狙われて壊されてしまうから、という話を聞いたことがあります。

東照宮、探せば魔除けがそこかしこに見つかりますので、魔除け探しも面白いですよ(笑)。

さて、次はいよいよ東照宮。といってもそれほどバカみたいに大きい建物ではありません。まあ豪華絢爛なのは変わりないんですが……権現造りで造られた典型的な建物なんだそうですが、相変わらずそのあたりのことはわかりません(笑)。ここで有名なのは眠り猫だと思いますが、知名度の割にとても小さい彫刻で、場所を教えてもらえなかったら見逃してしまいそうでした。奥院に登る入り口の長押の上に彫られています。神社仏閣で猫は珍しいですね。背面には雀がおり、背後に雀がいても猫が眠ってしまうほどの平和を表しているんだとか。お腹いっぱいの猫ってまわりに興味を示しませんので、平和な時代だったということでしょう。