「誰も教えてくれなかった診断学」が面白い。良書だと思うので、検査技師でも読むといいことがあるかもしれない。
漠然と考えていたことが不意に形になって出てきたような、そんな発見がある。検査前確率の話は検査技師であっても十分に参考になるレベルで(本能で理解しているひともいるはず)、検査の特性を説明するのに、その説明の仕方を考える上でとても参考になった。カードのたとえ話も、とても分かりやすい。云われてみれば、私もたぶんカード型に近い思考パターンをしていたのかもしれない。
便中白血球の見える下痢便
といった感じだろうか。
時間があったら、「原因不明の発熱」について、カードを作ってみよう。たぶんこれだけだと膨大な数の鑑別疾患が出てくるので、じっくりと考えないといけないが……
いまやっていることに必要だから読んでいたのですが、いい本です。おすすめの一冊ですね。