イライラ……

不思議なくらいイライラ。それはたぶん、救急での一件のせい。

所用で休日出勤していたのですが、そんときに救急とトラブりましてねえ。もともと超具合の悪い患者さんがいて、その検査のために出てくるつもりだったんですが、そのときに検査室に髄液培養の検体をぽっと無言で置いていった人がいまして。私はべつに働きに来ているつもりじゃないし、休日オープンのつもりでもないわけですよ。正直な話、休日出勤でもしないと平日のルーチンが回らないので、具合の悪い(生きているのが不思議なくらい)患者さんの検査のついでに(個人的に)他の仕事も片付けに来ていただけなんですね。そこに無言でぽっと検体を置いていかれたもんだが、ブチッと頭に来まして、速攻で救急に苦情の電話を入れてしまいました。いま考えてみると忙しい救急にそういう電話を入れるのも非常識かなと思わないこともないのですが、あまりにも頭に来たもので、つい……

看護婦さん曰く、「検体の保存方法がわからなかったので、救急に置いておいたら紛失するかもしれないので」検査室に置いて来た、というわけです。
ふ・ざ・け・ん・な、とさらにキレて、電話口で問いつめてしまいました。それは無人の細菌検査室に検体をおいてくる理由にはなりません。検査室には勤務している正規の検査技師がいるんですから、紛失の恐れがあるならそのひとに手渡したらいいだけの話です。通常、細菌検査室は休日は無人であり、私がいたのはたまたまです。つまり、誰か私がそこにいることを知っていて、働くのが当たり前とばかりに無言で置いていったわけです。その態度に頭に来たわけで、せめてお願いしますくらいの何かがあってはいいだろうと思うわけですよ。頼まれれば、私はいくらでも検査します。自主的にだって動きます。検体を要求することさえあります。でも、それが当たり前だと強制されると頭にくるわけです。書いていて主張がむちゃくちゃだなと思わないこともないんですが、いつもならすぐに収まるイライラがいつまでたってもおさまらない。たぶん、いままでいろいろ溜まっていたイライラが、これで噴き出してしまったんだろうなと思います。怒りが噴き出した後は、徒労感しか残りません。むなしい……

ま、アレだ。じつは休日の検体は主治医が責任もって処理することになっているんで、元凶は主治医なんですがね。何度云ってもあらたまりゃしねえ。あとで厳重抗議扱いで診療部に申し入れてやる。ちくしょう。