年金問題って…

選挙が近づいてきたためか、外がやかましくなってきました。個人的には嫌いな時期です。街頭演説など聞くに耐えませんし、内容も非常におそまつなものが多いと感じます。ほんとに政治家がしゃべっているのかと耳を疑いたくなるものもいくつか。

そのなかでもいちばん噴飯モノなのが、いわゆる「年金問題」。うだうだ云うのもメンドクサイので簡潔に云いますが、「年金問題の解決」を公約に挙げている政党、すべて一回腹切って出直してきてください。聞くだけで情けなくなります。年金という制度を設定し、そのためにお金を徴収しているのですから、そもそも支払われるのが当たり前であって、支払われなければおかしいでしょう?当たり前のことをわざわざ前面に押し出すのは、一体全体、どういう意図なんでしょうね?私たちは年金解決を約束するので、一票をお願いします、ってことですよね、それ。いままで当たり前のことが出来ていなかったけど、それを解決するから一票入れてね、ってことですよね、それ。この年金問題ってのは、将来の消費税率をどうするのか、とか、政権を奪取した政党によて左右されるような問題じゃあない。制度としてすでに確立しているものなんですから、それを反古にするのは契約違反なのでは?つまり、年金問題ってのは、どの政党が政権を握っても変わらず解決されるべき問題であり、それをぜんめんに押し出して選挙をしているってのは、とてもアホな話です。信じられん。

それとは別の問題で、年金制度そのものには重大な欠点があります。つまり、それは「人口が増え続けることを前提とした制度」なのであり、財源に問題が出てくるのは、じつは当たり前なのですね。経済成長率なんかも同じ思想で動いているため、いろんな点で問題があると思います。

まあ、何にせよ、もう外でつまらんことを怒鳴り散らすのはやめてください。機嫌悪いなぁ、このエントリ。