封仙娘娘追宝録外伝5!

いきなりこんなことを書くと、まじめな医療系ブログだと思っていたひとがびっくらこくかと思いますが、それはともかく。

久しぶりにライトノベルなんぞというもんを読んだんですが、久しぶりに読むと非常に面白く、久しぶりに小説を読むことが出来ました。感動。知らないひとのために若干解説すると、ライトノベルとはこういうものです。解説になっていませんね。

で、もうライトノベルなんぞ読みもしなくなってから何年も経っているんですが、このシリーズだけは続きが出たら読みたいと思っていたんですね。作者が病気になって*1、続きが途絶えていたわけです。あしかけ六年経ってようやく続きが出たわけで、まあいつかは読みたいと思っていたんですよ。昨日友人から入手するに至り、久しぶりに読みました。

なんちゅうか、このトシでも読めるもんだなあ、と妙なところで感心。独特の文体と台詞回しが面白いんですが、もともと民族学的なことが大好きなので、宝貝とかそういうことばに弱いというのも、面白さを感じるひとつの要因でしょう。満足満足。

あ、どうでもいいネタですけど、ちょっとしたネタでも落としておきましょうか。

漫画 封神演義で有名になった哪吒(なたく)ですが、本来の読みは哪吒(なた)です。翻訳した人が読み間違ったために定着した呼び名ですが、あえて哪吒(なたく)と読むひともいるとか。ペルソナ3にペルソナのひとつとして出てきますが、そこではちゃんと哪吒太子(なたたいし)となっていますね。アトムみたいな風貌のペルソナですが、足下で回っているのが風火車、腕に嵌めている腕輪のようなものが乾坤圏でしょうか。圏というのはチャクラムのことで、斬ることを目的とした珍しい投擲武器のことです。よって漫画版 封神演義のような腕輪のことではありません。もともとはインドの神様であったことが伺えます。

ぶっちゃけ、楊戩(ようぜん)も楊戩(ようせん)の間違いです。間違いだらけですな、こりゃ。

封仙娘娘追宝録、本編の続きも出ているはずだから、ちょっと買ってみようかな。しかしこのトシでライトノベルをカウンタに持っていくのはちょっと恥ずかしいから、アマゾンで注文してみるか……

*1:これはあとがき等の病状から推察するに、膵臓関係だと判断される