闘病記

主催の対談イベント

「結核は人生を一変させる」(成瀬匡則氏、3月26日夕刊フジ)、結核によって人生に変化や影響などを 感じたあるいは実際に経験した日本とフィリピンの結核患者達がSTBJ開催のイベントに集まります。 ストップ結核パートナーシップ日本(STBJ)は「日本とフィ…

経過は順調?

そういえば、さいきんぜんぜん不整脈が出なくなった……気がするー。以前結核をやったときにちょこちょこ不整脈発作が出ていたんですが、さいきんめっきり出なくなりました。心室性期外収縮の2段脈なんですが、全体の1%以下+タイミングが自覚症状と一致する…

薬が切れた

というわけで、無事に6ヶ月の抗生剤治療を終えました。……終えられたと思います。いままで6ヶ月の長きに渡って抗生剤を飲み続けていたわけですが、正直に白状しますと、食後のINHを3回ほど飲み忘れました。出勤している途中に気がつくものだからもう後の祭…

陛下、皇太子時代に結核感染 お言葉で明らかに

ソースはここ。 (前略) 宮内庁の皇室医務主管によると、天皇陛下は皇太子時代、北米経由で英国に渡航した直後の53年12月に、結核の診断を受けたという。その後、ストレプトマイシンなどの投薬を続け、57年9月に治癒の判断が下ったという。 というわ…

患者になった検査技師(数忘れた)

ここしばらく体調不良です。私は細菌検査を担当する検査技師ですので、四六時中結核菌を見ています。当然、結核の治療に関してもひととおりの知識は持っていますし、結核という病気がどのように推移していくのかも把握しています。使う薬剤も、投与量も、副…

結核について

結核と診断されてから2年たっても菌が消えない国内の患者の少なくとも35%が、薬が効きにくく治療が困難な多剤耐性結核であることが厚生労働省研究班(主任研究者・加藤誠也結核研究所副所長)の調査で明らかになった。5日開かれた厚生科学審議会の部会…

患者になった検査技師6

さて、入院中の記録をひっぱりだしてきて読んでみたのですが、ただひたすらに「ヒマだ」と書いてあります(笑)。まあ、正直な話、あまりにもヒマだったので、ほとんどゲームしていた記憶しかありません。あとは本を開いて勉強していたか、どっちか。「世界…

患者になった検査技師5

結核の診断って、難しいんですよね。喀痰から菌が出てきたらそれでおしまいなんですけど、ぜんぜん出てこない患者さんもいる。塗抹陰性、培養陰性の活動性結核というのはありえます。ですので、菌が出てきたら確定なんですけど、培養結果がゴールドスタンダ…

患者になった検査技師4

こう書くのも何ですが、私はちょっと変わった経過の結核患者でした。経過というか、非典型的というか……以前8割方見逃されると書きましたが、困ったことに、胸部レントゲン以外、ほとんど異常がないという、やっかいな患者なのでした。 血算で白血球の上昇な…

患者になった検査技師3

少し疫学めいたことを書いてみましょうか。まず結核の罹患率の高い地域があります。一番有名なのは、大阪府。具体的にどこだとはいいませんが、きわめて有名な地域がありますね。実は東京も一部で罹患率が高いことが知られています。愛知県も高い。都市部に…

患者になった検査技師2

さて、ひっぱっても仕方がないのでずばり書いてしまいますが、私が罹患した感染症は「結核」でした。まあ、予想通りというか何と云うか……いつもは薄っぺらい健康診断の結果がやけに分厚かったあのときに、私は「自分がとうとう結核に罹患したんだ」という、…

患者になった検査技師1

ちょっとシャレにならないサブタイトルですね(苦笑)。書こうかどうか散々迷ったんですが、結局書いてみることにしました闘病記。私はけっきょく、「入院を経験した」というだけで、ちっとも「闘病」していないお気楽すちゃらか患者なのですが、入院した疾…